経済のおはなし

高度経済成長など、経済のお話です。

高度経済成長

今回のお話は、日本の経済が高度に成長したために、景気がよかった頃のことです。このときの日本はすでに、経済か高度に成長することを、受け入れられ下地が出来ていたのです。それは戦争を止めたために、仕事を失った多くの人達と、特別な事情が無い人以外、全て人達は義務教育を終了していて、さらに中等教育や高等教育を受けた人達も大勢いたのです。

終戦から5年たった、昭和25年(1950)に勃発した、朝鮮戦争は、この戦争に参戦した在日米軍から、日本国内に、戦争遂行のための需要が発生しました。日本はこの需要を受入れて、産業界は息を吹き返したのです。その後産業界は技術を改良し、品質のよい商品を大量に生産し、安い価格で供給しました。この商品を国内はおろか、需要があれば、世界中どこにでも供給しました。この努力が実って、敗戦の痛手から立ちあがった日本は、国民総生産(GNP)が世界第2位の経済大国になりました。

ところが、昭和48年(1973)に始まった、第4次中東戦争が原因による、オイル・ショックの影響をまともに受けて、諸物価値上がりの「狂乱物価」の発生で、高度成長経済は終了しました。高度経済成長期に、多量の労働力が必要になったので、農山村から都市部に、大勢の人達が移動してしまっていました。あとに残された農山村は、過疎になり、高齢者ばかりが住む社会となってしまい、地域社会の活動が、ままならなくなって、しまいました。

また国が、経済優先政策をとると、国民の生活にどんな影響が出るのか、までは充分考慮していなかったので、「熊本の水俣病」や「四日市ぜんそく」などの公害病が発生しました。いまだにこの病気で苦しんでいる人達がいます。いまは国民総生産の増大は、国民の福祉につながるという考え方には、多くの人達が首をかしげています。